長崎県島原市 曹洞宗 高岳山 晴雲寺
曹洞宗高岳山晴雲寺| 概要
お釈迦様を本尊としてまつる400年の歴史を持つ寺院である。
慶長9年(1604)、肥後之州熊本府葛籠林(つづらばやし)という場所に 肥後城主加藤清正公の家臣荘林隼人(しょうばやしはやと)なる人物が伯父の晴雲真高居士(せいうんしんこうこじ)の菩提の為に建立し一峰玄鐵(いっぽうげんてつ)和尚を迎えて開山とした。
清正公亡き後、開基家である荘林家も衰退し次第に晴雲寺も貧窮し、寛永4・5年頃 島原に移り領主松倉重政公より境内地を賜り、玄鐵和尚自ら境内を整地し再興した。
1639年玄鐵和尚亡き後、十数年無住が続くが後世に乞食桃水(こつじきとうすい)として名を馳せた雲渓桃水(うんけいとうすい)和尚が肥後時代晴雲寺の近くにあった流長院(りゅうちょういん)より当寺に迎えられ2代目住職となるところであったが、藩主高力隆長(こうりきたかなが)公の命により、後に隣接して建立された高力家菩提寺の禅林院に移られ、やがてやはり同じ肥後より厳祝(ごんしゅく)和尚が来て2代目となられた。
爾来今日迄22代に至っている。
17世紀13世代に砲台建造の為徴収された大梵鐘も昭和42年に鋳造され、再建された鐘楼堂に納まりその年末の〈NHKゆく年くる年〉で全国TV放映された。
お寺の宗旨について
- 一、名称
曹洞宗(禅宗)と申します - 一、伝統
曹洞宗は釈迦牟尼佛より代々の祖師がたが相承がれて来た仏法であります。 - 一、日本開宗
曹洞宗は今から七百六十年ほど前に高祖道元禅師さまが我国に開創れ、四代目の太祖瑩山禅師さまが盛んになされました。
このお二方は宗門の父母にも当るお方ですから両祖大師と申上げます。 - 一、 大本山
越前(福井)の永平寺(高祖道元禅師さま御創立)鶴見(横浜)の総持寺(太祖瑩山禅師さま御創立) - 一、本尊
曹洞宗は釈迦牟尼佛を御本尊と仰ぎます。 - 一、本尊唱名
南無釈迦牟尼佛 - 一、教義
私たちは誰でも仏心を具えております。
しかしそれに気づかずに我侭な生活を繰り返していることが悩み苦しみのもとであります。
反省し懺悔してお釈迦さまの御教え両祖さまのおさとしにみちびかれ自分の正しい姿に目覚めましょう。
佛さまに帰依して心が落ち着くとおのずから生活が調えられて人生が明るくなり仏心に目覚めて社会のお役に立つことを喜びどんな苦難にも耐えてゆこうとする信念が強まります。
そこに生甲斐と幸福とを発見するのがわが曹洞宗の教義であります。 - 一、お経
修証義・般若心経・観音経・寿量品等の諸経を読誦致します。
スライドショー
長崎県 島原市 曹洞宗 高岳山 晴雲寺の景観です
朝に感謝 夕に報恩
生きるよろこび
生かされる幸せ
ありがとう、おかげさま、合掌の生活
心が安らぎ
吉祥の出づるところ
先祖が眠り
子孫が集うところ
それが お寺の本堂です
御仏壇は我家の本堂です
心をこめ
お仏壇や本堂におまいりしましょう
アクセス
高岳山 晴雲寺
〒855-0065 長崎県島原市南柏野町2934 TEL0957-63-2247